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尺八は保管が難しい?大切に保管するためのお手入れ方法とは

公開日:2022/04/15  最終更新日:2022/03/25


尺八の素材には天然の竹が使用されていることから、保管するのが難しいといわれています。一度割れてしまうと、高額な修理費用がかかるだけでなく、音色や吹き心地も変化してしまうでしょう。そこで、この記事では尺八を大切に保管するための適切な保管方法やお手入れの際に必要な道具、手順についてご紹介していきます。

尺八が割れる原因

尺八が割れてしまう原因は主に温度変化によるものといわれています。真夏の部屋の中で冷房が直接当たる場所に置いていたり、冬場にストーブの近くやホットカーペットの上などに置いていたりした場合、高確率で尺八は割れてしまうため注意が必要です。

尺八は天然の植物である竹で作られているという性質上、季節の変わり目や急な温度変化、空気の乾燥にめっぽう弱く、これらが原因で竹が伸縮を繰り返して一定の限界に達した結果、自己破綻して割れてしまいます。

また、当然のことですが、尺八を落としたりぶつけたりしても割れてしまうため、取り扱う際には細心の注意を払って使用するようにしてください。

■尺八の割れ対策には油が効果的

椿油やオリーブオイル、クルミ油などを尺八に塗ることによって、油分が竹にしみこんで保湿効果を生み出し、尺八の天敵である「乾燥」を防ぐことができます。油を塗ることによって光沢が生まれるというメリットもありますが、一方で塗り続けていると竹が変色して濃い色となってしまうため、油を塗るのを避けるという演奏家も多いようです。また、油を塗りすぎてもべたついて演奏に支障をきたす可能性もあるため、数滴を手に馴染ませて薄く延ばしてから、仕上げに布で軽く拭きとるようにするとよいでしょう。

■毎日吹き続けるのもおすすめ

毎日吹き続けるというのも、尺八の割れ対策に効果的なためおすすめといえるでしょう。1日数分程度でもいいので、毎日尺八に息を通すだけで割れにくくなります。また、素手で尺八を触るだけでも保湿の効果があるため、毎日吹き続けるのが不可能というのであれば、定期的にでも尺八に触れるようにするとよいでしょう。

お手入れに必要なもの

尺八は天然の竹を使用した非常に繊細な楽器であるため、長く大切に使っていくには、日々のお手入れが大切となります。ここでは、尺八のお手入れの際に必要な道具についてご紹介していきます。主に尺八のお手入れの際に使用する道具は以下の通りです。

・露切り・露拭き
・植物性の油(椿油・クルミあぶら・オリーブオイルなど)
・スライドグリス
・傘用の袋(スーパーなどでもらえるビニールの傘袋でも可)
・ゴム紐
・ウエス
・布袋

露切り(露拭き)とは、尺八の演奏後に管内を清掃するために使用する布のことです。柔らかな布地であるため、管内部を痛めることなく清掃できます。スライドグリスは尺八の中継ぎ部分の気密を保ち、漆の摩擦を防ぐことができるため、必要に応じて用意しておくとよいでしょう。

お手入れの流れ・保管方法

最後に、尺八を大切に保管するために、実際のお手入れの流れや適切な保管方法について解説していきます。

■演奏後は管内の水気を拭き取る

尺八を演奏した後には、そのまま保管せずにしっかりと管内の水気を拭き取るようにしましょう。この作業を怠ってしまうと、尺八の漆が剥げる原因となってしまいます。とくに中継ぎ部や歌口周りの漆は剥離してしまいがちなため、露切りなどを使用して入念に水気を拭き取るようにしてください。

■植物油を塗り込む

続いて竹の部分に椿油やオリーブオイルなどの植物性の油を塗り込んでいきます。上記でも少し触れましたが、竹の表面に植物油を塗ることによって保湿効果が生まれ、尺八が割れる可能性を軽減させることが可能です。手やウエスなどの柔らかい布に馴染ませて薄く延ばした後、しっかりと拭き取っていきましょう。

これにより、竹の表面に薄い油の膜を形成し、水分の蒸発を防ぐことができます。艶を出したいからといって大量に油を塗ってしまうと、ツルツルと滑って演奏に支障をきたす可能性があるため、少量の油をすり込んで延ばすようにして塗ってください。

■傘用の袋に尺八を入れる

乾燥を防ぎ湿度を一定に保つため、尺八を傘用の袋に入れていきます。すぐに準備できないという場合には、スーパーでもらえるビニールの傘袋が密閉率も高く手軽に入手できるためおすすめです。尺八を傘用の袋に入れたら、袋の口を回転させて空気がもれたり、入ったりしないようにしましょう。その後はゴム紐で袋の口を縛っていきます。輪ゴムは紫外線の影響で劣化して途中で切れてしまうためおすすめできません。

■直射日光・エアコンの当たらない場所に保管する

ケースや布袋がある場合にはそちらに収納し、直射日光やエアコンが直接当たらない場所に保管します。保管後も尺八が割れるのを防ぐため、最低でも2~3か月に一回程度は吹くようにしましょう。

 

尺八は天然の竹からできた繊細な楽器であるため、細やかで徹底した管理が重要です。お手持ちの尺八を長く大切に使っていきたいという方は、ぜひ本記事でご紹介したお手入れ、管理方法のポイントを参考にしてみてください!

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