壊れてしまった尺八…処分するにはどうしたらよい?買取は可能なのか
尺八の音が出ず、壊れてしまった。しかし、一般的なゴミとは違い、楽器である尺八を処分する方法はご存知でしょうか?まず悩む点としては、可燃ゴミなのか不燃ゴミなのか、または粗大ゴミという扱いになるのか。そして、買取はできるのか。この記事ではそういった疑問に答え、壊れてしまった尺八の処分方法について詳しく説明しています。
尺八は燃えるゴミ?それとも粗大ゴミ?
状態がよくなく、どこにも買い取ってもらえない和楽器は、廃棄処分という形になります。サイズの小さいものは材質によっては可燃ゴミ、または不燃ゴミとして出せる一方、サイズの大きなものは粗大ゴミとして扱われます。専用のケースや袋といった、布や木、皮などでつくられている備品に関しては燃えるゴミになります。
では、壊れた尺八の処分方法にスポットを当ててみましょう。扱いに悩んでしまう人は多いと思いますが、尺八は燃えるゴミとして扱う自治体が多いようです。
50センチ以上の大きい尺八に至っては、粗大ゴミになる可能性があります。サイズに左右されますので、持っている尺八のサイズをチェックし、燃えるゴミになるのか粗大ゴミになるのかを判断しましょう。
廃棄処分は最終手段
壊れた尺八は燃えるゴミとして処分するケースが多いですが、サイズが大きいものだと粗大ゴミ扱いになると理解できたと思います。けれども、捨てるのはちょっと待ってください。
もし、持っている尺八を粗大ゴミと判断した場合、日本では処分費用が必要になります。自治体によっては金額に多少の差はありますが、粗大ゴミとして廃棄する場合は、捨てる側がお金を支払わなければいけないのです。大きなゴミを捨てられ、すっきりする点は粗大ゴミ回収のメリットといえますが、費用がかかってしまう点は大きなデメリットといえるでしょう。不用品は、自治体ごとに定められているルールを守り、ルールに従って出すだけで簡単に捨てられます。捨てること自体は簡単にできるのですから、廃棄処分は最終手段だと考えてみてはいかがでしょうか。
廃棄するのではなく「売る」という選択肢をまずは検討してみてください。廃棄という選択肢を選ぶときは、買取店でも値段がつかず、処分に困ったときだけ。ゴミとして捨てるのではなく、不用品をお金に換えるという考え方を常に持つように心がけるとよいでしょう。
買い取れなくても引き取ってくれるところがある
「売る」という選択肢も視野に入れてみたけれど、持っている尺八は状態も悪く、音も出ず、完全に壊れているもの。音が出ない楽器はほとんど価値がありません。どの買取店に持ちこんでも引き取ってくれないのではないかと思う人も多いでしょう。
しかし、たとえ値段がつかず、買取できない楽器であっても、業者によっては無料で引き取ってくれるところがあるのです。なぜ無料で引き取ってもらえるのか、その理由をわかりやすくお伝えします。
修理や修繕を行い再販できるから
無料で引き取ってくれる業者のほとんどは、自社で修理や修繕を行える高いスキルやノウハウを持っています。再販ルートに関しても、国内だけでなく世界中にあるケースが多いので、修理した楽器を広く展開することが可能なのです。買取側からすると、壊れた楽器にも価値がある。修理することは必要ですが、無料で引き取れるのであれば利益になることを見こんでいるからです。修理できるスキルやノウハウを持っている業者ですから、楽器を見極める力がある、優良な業者だと考えられます。
和楽器には価値が高いものも多くあるから
尺八は、日本の伝統的な和楽器。和楽器の中には、価値が高いものもたくさんあります。古い時代の和楽器の中には、有名な名人によってつくられたもの、骨とう品レベルのものも見つかる場合があります。古い和楽器だとやはり傷や汚れがあったり、不具合があったりすることも多いですが、楽器のプロが在籍している専門店であれば修理が可能なため、状態が悪くても引き取ってくれるのです。楽器の種類によっては今では手に入らないものもあり、パーツを部品として使用するケースもあるようです。
尺八の持ちこみ先としてやはりおすすめなのは、楽器に特化した買取専門店だといえるでしょう。楽器に関する深い知識を持っているので、的確な査定をしてもらえます。また、SNSやフリマアプリなどを使って譲ってほしい人を探してみるのもおすすめ。和楽器は価値が高いものも多いので、たとえ壊れてしまっていたとしても無料や安い金額で譲ってもらいたいという人がいる可能性があるからです。なお、無料で譲る場合でも、梱包や発送の手間がかかったり、送料がかかったりするので、どちらが送料を負担するかを事前に決めておくと取引がスムーズに進むでしょう。
まとめ
壊れてしまった尺八の処分方法は、燃えるゴミや粗大ゴミに出すという方法が一般的です。しかし、粗大ゴミとして処分する場合は処分費用がかかってしまうというデメリットがあるので、まずは「売る」という選択肢を考えてください。楽器に関しては、買取できなくても、修理や修繕を行い再販できるため、無料で引き取っているところもあります。処分費用を支払うより、買取専門店などにいちど依頼してみてはいかがでしょうか。和楽器は価値が高いものも多く、引き取ってもらえる可能性は大いにあるといえます。