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篠笛の先祖とされる龍笛とは?高く売るにはどうしたらよい?

公開日:2023/09/15  

龍笛
現在も演奏されている、龍笛という美しい和楽器をご存知でしょうか。龍笛は篠笛の先祖といわれるほど、長い歴史をもつ伝統的な楽器です。今回の記事では、龍笛とはどんな楽器なのか、そして、龍笛を高く売るためのコツについて解説します。龍笛の買取相場についても説明するので、龍笛に興味がある方は参考にしてください。

雅楽の代表的な楽器のひとつ・龍笛(りゅうてき)とは

龍笛は、雅楽の代表的な楽器のひとつとして知られています。ここでは、龍笛にまつわる基本的な知識を解説します。

龍笛の歴史

雅楽とは、1200年以上前から受け継がれてきた日本の伝統的な音楽です。かつては宮廷音楽でしたが、いまでも神社などで演奏されています。どこかで雅楽を耳にしたことがある方も多いでしょう。

雅楽の唐楽で演奏される龍笛は、篠笛(しのぶえ)の先祖といわれるほど、長い歴史をもつ楽器です。シルクロードを経て中国に伝わり、龍笛となったといわれています。飛鳥時代には日本に伝わり、龍笛は武士や貴族といった、上流階級に親しまれました。

源義経が龍笛を吹いていたともいわれます。高級な竹を使用して作り、籐(とう)で巻かれるなど、見た目にも高級感が漂う楽器です。

音色の特徴

龍笛は、篠笛と同じく2オクターブの音域をもち、低音から高音まで音色を響かせます。空を縦横無尽に駆けぬける龍のようであることが、龍笛という名前の由来となりました。剛性があるために、遠く離れたところまで聴こえるほど音色がよく響きます。

吹き口である唄口より上の部分には、内部に重りとして鉛が入っているのが特徴的です。長さや40cmほどで、鉛があることや、本体に漆を塗ることで、大きく芯がある音色が鳴ります。

竹を加工して作る

本来の龍笛は煤竹(すすたけ)で作られているので、非常に高級な楽器でした。煤竹とは、古いわらすき屋根住宅の天井や屋根裏からとれる高級竹材のことです。

100年または200年以上の長い年月をかけて、暖炉の煙でいぶされたことによって、あめ色などに美しく変色した竹となります。

初心者でも演奏可能

龍笛は現在も製作されており、楽器店などで市販されています。龍笛の指穴の部分は7つあり、音が柔らかくなるようにそぎ削られています。

また、漆を塗り重ねているなど、職人によって手間をかけて製作されています。丁寧に手作りされた高級品では、約50万円もの値段で販売されています。

しかし、現在では短期間で作られる合竹製や白木の龍笛もあり、数万円で購入できます。素材によって音の響きが異なりますが、プロの演奏者だけでなく、初心者でも購入できるのです。初心者用のプラスチック製なら1万円以内で購入できます。

唄口を下唇にあてて、息を吹き込んで演奏しますが、和楽器の中では初心者でも吹きやすい横笛といわれています。楽器やCD、テキストがセットになった入門セットも販売されており、龍笛を取り扱っているお店では試し吹きが可能です。

龍笛は高く売れる?買取相場はいくら?

日本の伝統楽器である龍笛も買取業者に頼むことで、買取してもらえます。龍笛を所有している方にとっては、買取相場が気になるところでしょう。ここでは龍笛の買取相場について説明します。

煤竹が素材などの場合は、約10万円で高価買取される例もあります。

しかし、一般的に龍笛は2・3万円で買取されるケースが多数です。雅楽で用いられるほど伝統ある楽器ですが、高額で買取してもらえるのは一部の龍笛といわれているのです。

龍笛を高額買取してもらうためのポイント

大切にしてきた楽器を手放すなら、少しでも高く買取してもらいところです。高く買取してもらうために、何かできることはあるのでしょうか。ここでは、龍笛を高額で買取してもらうためのポイントを解説します。

ケースなどの小物をつける

保管袋やケースがついていれば、セットで査定してもらいましょう。手入れ用品などの小物がそろっていた方が、価値は上がります。

保管に気をつける

楽器に割れやカビがある場合、査定金額が下がってしまいます。保管状態がよく、演奏する際に問題がないか、査定に出す前に演奏してみるのがよいでしょう。

プロの鑑定士に査定依頼する

和楽器の鑑定のプロに査定してもらいましょう。プロなら、素材や作者を見極めるなど、正確な査定が可能です。

出自が判明しているものや、銘が刻まれているものであれば、龍笛は高額買取が期待できます。もしも修理歴があるなば、修理内容がわかる証明書もセットにすると有利になります。

まとめ

今回は、龍笛を高く売るためのポイントについて解説しました。日本で古くから演奏されてきた龍笛は、その美しく力強い音色から、天を駆ける龍のようであるといわれてきました。長い歴史をもつ楽器ですが、いまも昔と変わらず美しい音色を響かせます。龍笛を高額で買取してもらうためには、保管状態がよく、演奏に問題がないことが条件となります。さらに、小物や修理証明書などがそろっていれば、高額買取も期待できるでしょう。楽器の状態によって買取価格は変わるので、今回紹介したポイントを押さえて準備しましょう。

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